転職するか迷ったとき、「辞める・続ける」だけで考えなくていい

「会社を辞めたい」

そう思ったことがある人は、

きっと少なくないと思います。

でも、

「じゃあ、転職しよう」

とすぐに決められる人ばかりではありません。

私もそうでした。

仕事にモヤモヤする。

このままでいいのか分からない。

でも、

辞めた後のことを考えると怖い。

次に何をしたいのかも分からない。

そんな状態でした。

目次

「辞めたい」と「転職したい」は、少し違う

当時の私は、

「転職したいのかな?」

と考えていました。

でも、

今振り返ると、

少し違ったのかもしれません。

本当は、

「今の環境から離れたい」

という気持ちが、

先にあったのだと思います。

今の仕事が嫌だから、

次の仕事を探す。

それだけではありません。

今の環境で感じていることを整理して、

「何が嫌なのか」

「何なら変えられるのか」

「本当はどう働きたいのか」

を考える必要がありました。

30代、40代になると余計に迷う

若い頃なら、

「とりあえず辞めてみよう」

という選択も、

できたかもしれません。

でも、

年齢を重ねると、

いろいろ考えます。

「今より条件が悪くなったらどうしよう」

「未経験の仕事なんてできるのかな」

「事務しかしてこなかった」

「特別なスキルがない」

「資格もない」

「今さら転職して大丈夫?」

そんな不安が出てきます。

そして、

動けなくなる。

でも、

動かないからといって、

気持ちが消えるわけでもない。

これが、

結構つらいのだと思います。

私も「何がしたいのか分からない」状態だった

私は、

子どもの頃から、

「将来何になりたい?」

と聞かれるのが苦手でした。

やりたいことが、

よく分からなかったからです。

銀行員になりたいわけでもない。

何か特別な夢があるわけでもない。

大人になってからも、

その感覚は残っていました。

だから、

会社を辞めようと思ったときも、

「次は何をする?」

と聞かれると、

困ってしまいました。

辞めたい気持ちはある。

でも、

やりたい仕事は分からない。

これでは、

転職活動も進めにくいですよね。

そこで、私は「次の仕事」だけを考えるのをやめた

「次は何の仕事をする?」

という問いに、

すぐ答えられなかった私は、

少し視点を変えました。

「どんな仕事ならできそう?」

ではなく、

「どんな働き方なら、自分は少し楽になれる?」

と考えるようにしました。

どんな人と働きたいのか。

どんな職場の雰囲気がいいのか。

一人で集中する時間は欲しいのか。

人と話す仕事は好きなのか。

忙しすぎる環境はどうなのか。

仕事以外の時間も大切にしたいのか。

そうやって考えていくと、

「職業名」より先に、

自分が大切にしたいものが、

少しずつ見えてきました。

「やりたい仕事」より「避けたい環境」を考えてもいい

これは、

今の私なら、

もっと早く知りたかったことです。

やりたい仕事が分からなくても、

「これは嫌だ」

なら分かることがあります。

例えば、

人間関係がギスギスしている職場は嫌。

相談しにくい環境は嫌。

仕事をしない人ばかりが得をするような環境は嫌。

頑固で、

周囲の意見を聞かない人ばかりの職場は嫌。

逆に、

年齢が高い人と働くこと自体が嫌なわけではない。

私は、

もともと高齢の方と仲良くするのは好きでした。

大切なのは、

年齢ではなく、その人がどんな姿勢で仕事をしているか。

そんなことにも、

後から気づきました。

「何がしたい?」だけではなく「何なら大切にできる?」

キャリアを考えるとき、

「やりたい仕事を見つけなきゃ」

と思ってしまいます。

でも、

それだけではありません。

「この条件は大切にしたい」

というものを見つけることも、

キャリアを考えるうえで大切です。

給与。

勤務時間。

人間関係。

職場の雰囲気。

仕事内容。

通勤。

休み。

一人の時間。

人との関わり。

仕事と生活のバランス。

全部を完璧にするのは難しくても、

「これは譲れない」

というものが分かれば、

求人を見るときの目も変わります。

だから、「まだ転職しない」という選択もある

転職を考えたからといって、

すぐに会社を辞めなくてもいい。

求人を見てみる。

転職サイトに登録してみる。

キャリア相談を受けてみる。

自分の職歴を整理してみる。

資格を調べてみる。

興味のある業界を調べてみる。

誰かに話を聞いてみる。

それだけでも、

十分に「動いている」と思います。

転職する・しないを決める前に、情報を集める。

それも立派な選択です。

私は、調べたり、試したりしながら進んだ

私自身、

いきなりキャリアコンサルタントを目指したわけではありません。

福祉について調べたこともありました。

社会福祉士を考えたこともありました。

通信制大学のパンフレットを取り寄せました。

ボランティアにも行きました。

山登りサークルにも参加しました。

そして、

その後、

リスキリングについて調べ、

AIやWEBデザインなどの学びも考えました。

一つに決めて、

一直線に進んだわけではありません。

むしろ、

かなり迷っています。

でも、

その「迷いながら調べた時間」が、

後から自分を知る材料になりました。

「違う」と分かることも、前進

福祉について調べた結果、

私は福祉の道には進みませんでした。

でも、

「やっぱり違う」

と分かったことは、

無駄ではありませんでした。

一度興味を持って、

調べて、

話を聞いて、

実際に体験してみた。

だからこそ、

「自分には合わないかもしれない」

と判断できた。

これは、

何もしなかった状態とは、

全然違います。

転職は「正解探し」ではないのかもしれない

今、

キャリアコンサルタントの勉強をしていて、

以前より強く感じることがあります。

キャリアって、

一度決めたら、

その道を一生歩かなければいけないものではないのかもしれません。

やってみる。

違ったら、

また考える。

環境が変われば、

大切にしたいものも変わる。

年齢によって、

働き方の希望も変わる。

生活が変われば、

仕事への考え方も変わる。

だから、

「今の私にとって、どんな選択が合っているのか」

を考えていけばいい。

「辞めるか、続けるか」の間には、たくさんの選択肢がある

会社を辞める。

今の会社に残る。

転職活動だけ始める。

資格の勉強をする。

キャリア相談を受ける。

副業を試す。

興味のある仕事を調べる。

人に話を聞く。

休む。

自分の経験を整理する。

どれも、

選択肢です。

「辞める」と「続ける」の二択にしてしまうと、

苦しくなります。

その間には、

もっとたくさんの道があります。

もし今、迷っているなら

「転職したいけど、

何がしたいのか分からない」

「事務しかしてこなかった」

「スキルがない気がする」

「資格もない」

「40代から転職なんて無理かも」

そんなふうに思っているなら、

いきなり答えを出さなくてもいいと思います。

まず、

紙に書いてみる。

今の仕事で嫌なこと。

今の仕事で好きなこと。

これからも大切にしたいこと。

もう繰り返したくないこと。

少し気になっていること。

そして、

「もし何の制限もなかったら、

どんなふうに働いてみたい?」

と考えてみる。

答えが出なくても、

大丈夫です。

書いているうちに、

「あれ?」

と思うことが出てくるかもしれません。

それが、

次の一歩になることがあります。

私も、まだ途中にいる

私は、

「やりたい仕事が見つかったから、

もう迷わない」

という状態ではありません。

キャリアコンサルタントの勉強をして、

自分の人生を振り返るようになって、

むしろ、

「私は何を大切にして生きたいんだろう」

と考えることが増えました。

でも、

以前とは違います。

「分からない自分」を、

以前ほど責めなくなりました。

分からないなら、

調べればいい。

話を聞けばいい。

試してみればいい。

違ったら、

また考えればいい。

それでいい。

転職するかどうかも、

その先で何をするかも、

一つずつ決めればいい。

人生の答えを、今日全部出さなくてもいい。

迷いながらでも、

少しずつ進めばいい。

私も、

まだ途中です。

まだ、これから。

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