転職するか、今の会社に残るか。迷っている36歳の私が考えたこと

「今の会社を辞めたい」

そう思ったことがある人は、きっと少なくないと思います。

でも、

「じゃあ、転職しよう!」

とすぐ決められる人ばかりではありません。

私もそうでした。

辞めたい気持ちはある。

でも、次の仕事が決まっているわけではない。

今より良い会社が見つかる保証もない。

そもそも、

「私が転職して、本当に大丈夫なの?」

と思う。

だから、ずっと迷っていました。

目次

「辞めたい」と思ったら、すぐ辞めるべき?

私は、そうは思いません。

もちろん、心身が限界なら、まず自分を守ることが最優先です。

でも、

「なんとなく今の仕事に違和感がある」

「このままでいいのかな」

という段階なら、

すぐに退職届を書く必要はないと思います。

むしろ、

「なぜ辞めたいのか」

を一度考えてみる。

私は、そこから始めました。

私は「仕事」が嫌だったのか?

前職を辞めるとき、

最初は自分でもよく分かっていませんでした。

「この会社が嫌」

「この環境が嫌」

「もう辞めたい」

という気持ちはありました。

でも、

「じゃあ、事務という仕事そのものが嫌なの?」

と聞かれたら、

それも違う。

経費精算。

請求書。

勤怠管理。

書類作成。

社員の申請対応。

こういう仕事は、嫌いではありませんでした。

正確に処理することも、

期限を守ることも、

誰かをサポートすることも、

それなりにできていました。

だから、

「仕事が嫌」ではなく、「その働き方や環境が合わなくなった」

という部分が大きかったのだと思います。

ここを間違えると、転職先でも苦しくなる

もし、

「今の会社が嫌だから、とにかく別の会社へ行こう」

だけで転職すると、

次の会社でも同じことが起こる可能性があります。

会社が変わっても、

  • 人が多すぎる
  • 上司の指示だけで動く
  • 自分で工夫できない
  • 職場の雰囲気が合わない
  • 人間関係がしんどい
  • 勤務地が嫌
  • 仕事量が多すぎる

という問題が残っていたら、

「また辞めたい」

となってしまう。

だから私は、

「何が嫌なのか」

をできるだけ細かく考えるようになりました。

私の場合、「東京に行く」は選択肢にならなかった

私には、かなり明確な条件があります。

東京で働きたくない。

東京に住みたくない。

これは、今でも変わりません。

前職では、本社への異動を何度か打診されました。

総務課や経理課で活躍してほしい。

最後に退職の意向を伝えたときにも、

「事業所の雰囲気や上司が嫌なら、本社で活躍してほしい」

と言ってもらいました。

ありがたい言葉でした。

自分の仕事を評価してもらえていたのだと思います。

でも、

それでも東京には行きたくありませんでした。

これは、仕事の条件だけではありません。

私は、

住む場所。

通勤時間。

一人で過ごせる空間。

人の多さ。

自分らしい暮らし。

そういうものも、キャリアの一部だと思っているからです。

「条件のいい仕事」を断ることも、キャリア選択

以前は、

「せっかく評価してもらったのに、断る私はもったいないのかな」

と思ったこともあります。

でも、

自分にとって大切なものを守るために断る。

それも一つのキャリア選択です。

年収だけ。

会社の規模だけ。

肩書きだけ。

「周りから見て良い仕事」だけ。

それで仕事を選ばなくてもいい。

自分が大切にしたいものを守れる仕事かどうか。

私は、これも同じくらい大切だと思っています。

「残る」という選択もある

転職について考えていると、

「辞めるか、辞めないか」

の二択になりがちです。

でも、本当はもっとあります。

今の会社に残る。

部署を変える。

働き方を変える。

資格を取る。

副業を始める。

勉強する。

転職活動だけしてみる。

求人を見るだけでもいい。

相談する。

いろいろな選択肢があります。

私自身、

「転職する」と決める前に、

かなりいろいろなことを考えました。

「転職活動=退職」ではない

これは、以前の私にも教えてあげたいことです。

転職活動を始めたからといって、

必ず会社を辞めなければいけないわけではありません。

求人を見る。

応募条件を見る。

自分の経験がどこで評価されるのか知る。

面接を受けてみる。

他社の条件を知る。

それだけでも、

自分の現在地が分かります。

「今の会社以外にも、自分を必要としてくれる場所がある」

と分かるだけで、

気持ちが少し楽になることもあります。

私は「自分には何もない」と思っていた

転職を考えていた頃の私は、

「事務しかしてこなかった」

「特別な資格がない」

「専門的なスキルがない」

「36歳」

そんなことばかり気にしていました。

だから、

「こんな私を採用してくれる会社なんてあるのかな」

と不安でした。

でも、実際には、

前職で正社員登用してもらった。

責任のある仕事を任せてもらった。

周囲から仕事ぶりを評価してもらった。

退職するときには、

「本社で活躍してほしい」

と言ってもらえた。

そして退職後には、

以前働いていた観光施設から、

「繁忙期に手伝いに来てほしい」

と声をかけてもらいました。

私は、自分が思っている以上に、

仕事を通して誰かの記憶に残っていたのかもしれません。

退職後に分かった「自分の価値」

退職後、以前働いていた観光施設から声をかけてもらい、

今でも月に数回、繁忙期のお手伝いをしています。

10年ぶりの場所です。

当時の職員はかなり入れ替わっています。

それでも、

「ああ、やっぱりここ好きだな」

と思いました。

そして、

「また来てほしい」

と言ってもらえたことが、

何より嬉しかった。

お小遣い程度の収入です。

正直、

お金が目的ではありません。

むしろ私は、

癒されに行っています。

自分が好きだった場所。

自分の仕事ぶりを覚えていてくれた人たち。

そこから、

「また一緒に働かない?」

と声をかけてもらえた。

これは、

「私には何もない」

と思っていた私にとって、

かなり大きな出来事でした。

転職を考えるとき、「何を失うか」だけを見ない

転職を考えると、

「今の会社を辞めたら何を失う?」

と考えてしまいます。

安定。

給与。

福利厚生。

人間関係。

慣れた仕事。

でも、

「転職したら何を得られる?」

も考えていい。

新しい経験。

新しい人間関係。

新しいスキル。

新しい働き方。

自分に合う環境。

新しい可能性。

そして、

「今まで知らなかった自分」

に出会えるかもしれません。

「辞める」と決める前に、自分に聞きたい5つのこと

もし今、

「転職しようかな」

と迷っているなら、

私はこの5つを考えてみたいです。

1.今の会社の何が嫌なの?

仕事内容?

人間関係?

上司?

会社の制度?

勤務地?

働き方?

給与?

まずは具体的にする。

2.それは会社を変えれば解決する?

会社を変えれば解決する問題なのか。

それとも、

職種そのものを変えたほうがいいのか。

ここを考える。

3.今の会社に残ったら、1年後どうなっている?

今と同じ?

少し改善している?

もっと苦しくなっている?

想像してみる。

4.転職したら、何を得たい?

「今の会社から逃げたい」

だけではなく、

「次の会社で何を手に入れたい?」

を考える。

5.絶対に譲れない条件は何?

私の場合は、

「東京に行かない」

がかなり大きな条件です。

人が多すぎない。

自分の時間がある。

仕事に集中できる。

ある程度の裁量がある。

責任感のある人と働きたい。

こういう条件もあります。

人によって違っていい。

転職は「逃げ」ではない。でも、転職だけが答えでもない

私は以前、

転職することに、

「逃げる」

ようなイメージを持っていました。

でも、

自分を守るために環境を変えることは、

逃げではないと思います。

同時に、

「今の会社が嫌だから辞める」

だけが答えでもありません。

残りながら、

次を考えてもいい。

勉強してもいい。

副業を始めてもいい。

資格を取ってもいい。

少し休んでもいい。

自分の人生を考える時間を取ってもいい。

私は、まだ答えを出している途中

今の私は、

「次は絶対にこの会社!」

とは決まっていません。

キャリアコンサルタントの勉強をしながら、

人事や採用、社員支援など、

いろいろな可能性を考えています。

そして、

自分らしい暮らしも大切にしたい。

仕事だけが人生ではありません。

一人の時間も欲しい。

好きな場所にも行きたい。

健康でいたい。

無理をしすぎずに働きたい。

だから、

「どんな仕事なら、自分らしく暮らしながら続けられるのか」

を考えています。

「転職するか迷っている」は、悪い状態ではない

迷っているということは、

まだ自分の人生を諦めていないということなのかもしれません。

「このままでいいのかな」

と思ったからこそ、

立ち止まっている。

「もっと自分に合う働き方があるかもしれない」

と思っている。

だから、

すぐに答えを出さなくてもいい。

まず、

自分は何が嫌なのか。

何を大切にしたいのか。

どんな働き方なら続けられるのか。

そこから考えてみる。

私も、まだその途中です。

36歳。

迷っている。

でも、

迷いながらでも、

少しずつ前に進むことはできる。

まだ、これから。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次