「どんな会社なら長く働ける?」36歳の私が、転職前に考えた理想の職場環境

転職を考え始めた頃、私はずっと、

「次はどんな会社にしよう?」

と考えていました。

給与は今より高いほうがいい。

休日も多いほうがいい。

福利厚生も充実していてほしい。

もちろん、それも大切です。

でも、キャリアについて勉強したり、自分のこれまでの仕事を振り返ったりしているうちに、もっと大切なことに気づきました。

「私は、どんな環境なら長く働けるんだろう?」

ということです。

目次

「良い会社」だけでは、私には足りなかった

前職のインフラ系の会社は、決して悪い会社ではありませんでした。

むしろ、条件だけを見れば、とても恵まれていました。

それでも私は辞めました。

だから次の仕事を探すとき、

「前より条件が良ければいい」

だけでは、同じことを繰り返すかもしれないと思いました。

必要なのは、

「私にとって働きやすい会社」

を考えることでした。

そこで私は、自分のこれまでの経験を一つずつ振り返ってみました。

① 人間関係は「仲良し」じゃなくていい

私は、人と関わること自体は嫌いではありません。

むしろ、社員と話すことは好きでした。

相談されたら嬉しい。

困っている人がいれば気になる。

気遣いをして、感謝されるのも嬉しい。

「〇〇さんは気が利くね」

「頼られているね」

と言われると、やっぱり嬉しい。

でも、

「みんなで仲良く、いつも一緒」

という職場を求めているわけではありません。

基本は仕事に集中したい。

必要なときにコミュニケーションを取る。

それぞれが自分の仕事をきちんとする。

そして困ったときには助け合う。

私にとっては、それくらいの距離感が心地いいのです。

② 「仕事をしない人」がいる環境は苦手

これは、自分の転職条件としてかなりはっきりしています。

私は、仕事をしない人が苦手です。

もちろん、誰にでも調子の悪い時期はあります。

仕事ができるようになるまで時間がかかることもあります。

でも、

「やるべきことをやらない人の分を、真面目な人が背負い続ける」

という環境は、とても苦痛でした。

自分が頑張れば頑張るほど、

「結局、私がやればいい」

となってしまう。

これは長く続けられる働き方ではありませんでした。

だから次の職場では、

一人ひとりが自分の仕事に責任を持っていること

を大切にしたいと思っています。

③ 年齢よりも「人柄」を見たい

私は、若い人ばかりの職場はあまり得意ではありません。

女性ばかりの職場も、できれば避けたいと思っています。

だからといって、

「年齢が高い人なら安心」

というわけでもありません。

私はもともと、高齢の方と仲良くするのが好きでした。

年齢に関係なく、穏やかで優しい人とは自然に話せます。

私が苦手なのは、

頑固。

傲慢。

自分の価値観を押し付ける。

仕事をしない。

「昔はこうだった」と言って変化を嫌う。

そんな人です。

つまり、

年齢ではなく、人柄や仕事への姿勢を見たい。

これは、これまでの経験から分かったことです。

④ 自分なりの工夫ができる仕事がいい

私は、仕事の中で工夫することが好きです。

「もっとこうしたら早くできるのでは?」

「こうすれば相手が困らないのでは?」

と考える。

そして実際に変えてみる。

その結果、

「あなたに任せてよかった」

「あなたがやったから良くなった」

「さすがだね」

と言ってもらえる。

私は、こういう瞬間にかなりやりがいを感じます。

反対に、

「決められた通りにしかやってはいけない」

「前からこうだから」

「上司の言う通りにしておけばいい」

という環境は、だんだん苦しくなります。

仕事にはルールが必要です。

でも、

ルールの中で、自分なりに考える余地があること。

私には、それがとても大切なのだと思います。

⑤ 人と関わりすぎないことも大切

ここは、自分でも少し意外でした。

私は「人を支える仕事」に興味があります。

キャリアコンサルタントを目指しています。

人の話を聞くことも好きです。

でも、

ずっと人と話していたいわけではありません。

一人で集中して作業する時間も必要です。

だから理想は、

「人と関わる仕事」か「一人でやる仕事」のどちらかではなく、

一人で集中する時間と、人と関わる時間の両方がある仕事。

これが一番しっくりきます。

⑥ 「一人で暮らせる収入」は必要

仕事を選ぶとき、給与を最優先にしたいわけではありません。

でも、最低限、

自分一人で生活できる収入

は必要です。

私は結婚の予定がありません。

だからこそ、

「誰かに養ってもらえるから」

ではなく、

自分で生活を維持できること

を大切にしたいと思っています。

給与が高ければ高いほどいい、ということではありません。

自分の暮らしを守りながら、無理なく働き続けられる。

そのバランスが理想です。

⑦ 東京で働かない、という選択

そして、私にとってかなり大きな条件があります。

東京で働きたくない。

これは、単なる勤務地の好みではありません。

私にとっては、暮らし方そのものに関わる価値観です。

満員電車が嫌。

人の多い街が嫌。

家賃の高い狭い部屋に住みたくない。

都心の便利さより、ゆったりした暮らしがいい。

前職では本社への異動を何度か打診されました。

仕事を評価してもらったうえでの話でした。

それでも断りました。

以前なら、

「せっかく評価されたのに断るなんてもったいない」

と思ったかもしれません。

でも今は、

「自分が望まない暮らしになるなら、断っていい」

と思っています。

キャリアは仕事だけではありません。

どこで、どんな暮らしをするかも、自分の人生の大切な一部です。

⑧ 「大企業だから安心」とも限らない

私は以前、大企業で働いていました。

もちろん、良いところはたくさんありました。

制度も整っています。

福利厚生も充実しています。

でも、大きな組織だからこその苦労もありました。

何か一つ決めるために、何人もの承認が必要になる。

社内規則が細かい。

上司が転勤で変わるたびに、仕事の進め方も変わる。

そのたびに、事務担当者が対応しなければならない。

私は、こうした部分にかなりストレスを感じました。

だから今は、

「大企業か中小企業か」

だけでは判断しません。

自分がどれくらい裁量を持てるのか。

意思決定がどのように行われるのか。

上司との距離はどれくらいなのか。

そのほうが気になります。

私が理想とする職場をまとめてみた

ここまで考えて、私の理想の職場が少しずつ見えてきました。

  • 仕事をする人たちと働きたい
  • お互いに尊重できる職場がいい
  • 必要なときに助け合える
  • 自分なりの工夫ができる
  • 「あなたに任せたい」と言ってもらえる
  • 一人で集中する時間もほしい
  • 人と関わる時間も適度にほしい
  • 年齢よりも人柄を重視したい
  • 一人で生活できる収入がほしい
  • 東京では働きたくない
  • 大きすぎる組織で、何重もの承認を取る仕事は避けたい

こうして書き出してみると、

「私って、結構条件が多いな」

と思います(笑)。

でも、以前の私は、こんなことを考えたこともありませんでした。

「安定していればいい」

「長く働ければいい」

それだけだったのです。

条件を増やすことは、わがままではない

転職活動をしていると、

「そんなに条件をつけたら仕事が見つからないよ」

と言われることがあります。

確かに、全部を完璧に満たす会社を探すのは難しいでしょう。

でも、

「何を大切にしたいのか」を知らないまま転職することのほうが怖い

と、私は思います。

条件を100個並べて、一つも妥協しないという話ではありません。

むしろ、

「これは絶対に譲れない」

「これはできればほしい」

「これは気にしない」

と分けることが大切なのだと思います。

私は「会社」を探す前に、「働き方」を考えるようになった

以前の私は、

「どこの会社に入るか」

ばかり考えていました。

でも今は、

「私はどんなふうに働きたいのか」

を先に考えています。

どこで働く?

誰と働く?

どれくらい人と関わる?

どれくらい自分で決められる?

どんな仕事なら「自分らしさ」を出せる?

どんな環境なら長く続けられる?

こうしたことを考えてから、会社を探す。

そのほうが、私には合っている気がします。

「長く働きたい」は、今も変わっていない

面白いことに、ここまで自分の価値観を掘り下げても、

昔から大切にしてきたことが一つあります。

それは、

「長く働きたい」

ということです。

ただし、昔と今では意味が少し変わりました。

昔は、

「安定した会社に入って、そこで長く働く」

という意味でした。

今は、

「自分に合った環境で、無理なく長く働く」

という意味です。

会社に合わせて自分を変え続けるのではなく、

自分に合う環境を探す。

その中で、自分も成長していく。

それが、今の私が思う「長く働く」ということです。

36歳の今、ようやく分かってきたこと

私は、まだキャリアコンサルタントの勉強中です。

まだ転職先も決まっていません。

これから何をするのかも、すべて決まっているわけではありません。

でも、以前より一つだけ確かなことがあります。

「私は、何でもいいわけではない」

ということです。

そして、それは悪いことではないと思っています。

これまで働いてきたからこそ、

何が好きなのか。

何が苦手なのか。

何なら頑張れるのか。

どんな環境なら疲れてしまうのか。

少しずつ分かってきました。

それは、36歳になったからこそ持てる情報なのかもしれません。

だから、これから仕事を探すときは、

「どこでもいいから採用されたい」

ではなく、

「ここなら、自分らしく長く働けそう」

と思える場所を探したいと思います。

そして、もし見つからなかったら。

また考えればいい。

調べればいい。

試してみればいい。

キャリアは、まだ途中です。

私もまだ、これからです。

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